◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?―著者らは従業員が離職する直前にインタビューを実施することを推奨している。
Ethan Bernstein, Michael Horn, and Bob Moesta (2025). Why Employees Quit, New research points to some surprising answers, Harvard Business Review, 102(6), 44–53.
筆者らの研究に基づくと、従業員が離職を考える前に「進展の探求」を理解し、それを支援することが鍵である。具体的な推奨事項をまとめると下記の通りである。
- 早期インタビューの実施: 離職の兆候が表面化する前に、従業員の「前職での経験」をヒアリングし、動機を深掘りする。
- シャドウ・ジョブ記述の活用: 公式な職務記述を補完する具体的で実践的な業務内容を定義する。
- HRとの協働: 従業員の進展を支援する柔軟な役割や経験を提供する。 たとえば、Puget Sound Naval Shipyard の Joe Carver は、従業員が業務内容の裁量権を持てるよう支援し、その過程で離職を防止している。
<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか?―著者らは従業員が離職する直前にインタビューを実施することを推奨している。
答え: 誤り
解説: 離職前ではなく、早期のインタビューを通じて進展の探求を把握することが推奨されている。
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「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。さて、本号で最も読みたかった論文がこちら!優秀な人材があなたの会社からポツリポツリと辞めて、転職していませんか?
(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。