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『イノベーションが花開く「正しい」人的ネットワークの使い方』メモ(4)丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号23年11−12月号

毎朝4時台に起床して勉強時間を捻出しています。さて、2023年、法務部門の単発のグローバル・プロジェクトリーダーを複数こなす中で、2024年に絶対活用したい!と思ったのが本論文「Harness Your Network to Unlock Innovation」です。

あなたが、法律事務所の弁護士、会社の法務部門、ビジネスリーダーであるかを問わず、新しいアイデアが得られやすい、人と人とのつながりかた(正しい人的ネットワークの活用)は以下のとおりです。

(*)英語力が乏しいためノロノロと順次、テクノロジーの力を借りつつ整理しておりますが、毎号素晴らしい学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、Blogをきっかけに、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Bill McEvily, Anne ter Wal (2023). Harness Your Network to Unlock Innovation, Harvard Business Review, 101(6), 112-120.

Bill McEvily, Anne ter Wal (2023). Harness Your Network to Unlock Innovation, Harvard Business Review, 101(6), 112-120. の図を参考に管理人が自ら作成(原文には、Aさん、Bさんなどの説明はない)
メモ

正しい人的ネットワークの手順(上図を御覧ください)

  1. 大前提として、あなたは上図のビジネスリーダーAさんです。
  2. はじめに、アイデアを説得力のあるビジネス提案に変えるために、インプットが重要な(同じ専門分野の)仲間・同僚(AAさん)を特定する。
  3. 次に、パートナー(例:法律家)Bさんと同じ専門分野(例:法律分野)のアドバイザーXさんにあなた自らから声をかけてみる。要するに、声をかけるXさんは、相談中のパートナーBさんと同じ専門分野・同業者(例:同じく法律家)であるが、BさんとXさんとの間には交友関係がない
  4. さらに、パートナー(法律家)Bさんにも同じように1・2を行ってもらう。(同じ専門分野の)仲間・同僚(BBさん)を特定し、かつ、あなたAさんと同じ専門分野・同業者であるが交友関係がないYさんを探してもらう。
  5. 敬意を持って議論・挑戦する。

質疑応答(原文を踏まえつつ創作を含め解釈したもの)

Q:わざわざ、パートナーのBさんにYさんとつながって議論してもらう必要がないように感じます。なぜなら、Yさんは自分(Aさん)の専門領域が同じであれば、シンプルにBさんは自分(Aさん)とだけ話をすればいいし、議論をかき回されてなんだか嫌な気がします

A: 自分の専門領域で、自分のネットワークとの会話だけに終始しすぎると、自分(Aさん)もパートナー(Bさん)も、ともに、十分に幅広いソリューションを発見することができなくなるそうです。

Q:でも、めんどくさいので、最初から面識があるA・B・AA・BB・X・Y(既知のネットワークの友人)同士で話せば良くないですか?ネットワーク外の人を議論に加える意味がよくわかりません。

A:パートナー(ここではBさん)と共有する人的ネットワークをお互いに利用していると、アイデアが「逸脱」しすぎているというフィードバックを誘引し、そのアイデアに水を差すことになるそうです。小さくまとまっちゃう、既存の固定観念から抜け出せないということだと思います。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

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