1. 本日のピックアップ
本日も、日々の法務業務に役立つ、ちょっとだけメモしておきたい言葉を一緒に見ていきましょう。毎号愛読している「ビジネス法務 2024年12月号」からピックアップ。
矢田悠弁護士(尊敬する東大ローの先輩で、ひふみ総合法律事務所パートナー)の言葉から:
(インサイダーで証券取引等監視委員会の立入調査があれば、ほぼ『有罪』が確定しているのか?)「実感としては、有罪が確定しているというのは言いすぎ」
です。矢田先生の記事は、インハウスや法務部員にとっては、非常に実務的でわかりやすく、公正取引委員会の立入調査対応を一人でしたことがある当時の自分に、予め読ませて上げたいレベルの親切かつ秀逸なわかりやすさでした。
特に、法務担当者から社内の関係者に対して、質問調査にあたってどのようなガイダンスを提供すべきかについては、P100に記載があります。ぜひビジネス法務をお手にとって、ガイダンスの枠組みを自分のものにしてみてください。
抽象的でアカデミックな記事も多いのですが、まさに現場が知りたいのは、このような骨になり肉になる「追体験」であり、矢田先生のような踏み込んだ現場目線の記事が増えるといいなと感じております(また、このような秀逸な記事を読むと、何かあったときに、この先生にご連絡したら場数があり安心だなと法務担当者も思うと感じています)。
先輩の書籍については下記をご覧ください。
2. 別室「お悩み相談箱」も受付中(投稿は以下から受け付けております)
※お寄せいただいた大切なご相談にはできるかぎり目を通しております。なお、法律相談は承っておりませんので、法律相談先のご相談は最寄りの法テラスまで、お願い致します。
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[リーガルリスクマネジメントの教科書とは?]
『リーガルリスクマネジメントの教科書』(日本加除出版)は、2023年に出版された教科書です。リーガルリスクマネジメントという臨床法務技術を独学で学んでいただけるよう、心をこめて作成いたしました。きっと喜んでいただけると思います。
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(了)
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