柿沼太一=杉浦健二『AIと法 実務大全』の目次
御礼丨柿沼太一=杉浦健二『AIと法 実務大全』


柿沼太一=杉浦健二『AIと法 実務大全』の特徴
本書「AIと法 実務大全」は、STORIA法律事務所の柿沼太一先生・杉浦健二先生が著した、生成AIをはじめとするAIビジネスの法的論点を網羅的に解説する実務書でございます。A5判688頁という圧倒的なボリュームに、開発・提供・利用の各フェーズで生じる課題を体系的に整理し、実務で直面する疑問に具体的な解決策を提示しております。
まず、AI開発者・提供者・利用者それぞれの視点から検討すべきポイントを総覧し、著作権を中心とした知的財産権、個人情報・プライバシー、機密情報、営業秘密、OSSライセンスなど、幅広い分野を丁寧に掘り下げております。さらに、生成AI社内利用ガイドラインの雛形も多数掲載しており、実務対応の参考にしていただけます。
知財戦略・契約戦略の章では、学習済みパラメータやプロンプトの保護方法、契約交渉のポイントを豊富なコラムとともに解説し、社内導入時の安全なツール選定や社内ルール整備にも言及しております。東京大学大学院工学系研究科の松尾豊教授からも「本書一冊で生成AIの法的側面を概観できる、まさに実務大全」と推薦を受けております。
価格は本体8,300円(税込9,130円)、2025年7月発行。生成AIを取り巻く法務の最前線を把握し、現場で即活用できる知識を得たい皆さまに、ぜひお手に取っていただきたい一冊です。
ご関心がある方・勉強されたい方:詳しい情報はどうぞこちらをご参照ください。
御恵贈いただいた書籍に深く感謝いたします。私は組織内弁護士として専用の図書館や電子図書サービスを利用できない環境にあり、弁護士会合同図書館が調査の要となっています。購入済みの書籍と重複した場合、または、検索して合同図書館にまだ(新刊のため)所蔵がない場合は、同じ環境にいる組織内弁護士の方々にも役立てていただけるよう、図書館の予算も潤沢ではないと耳にしており、都度、寄贈を検討しています。貴重な参考資料を共有財産として活用することで、学びの途上にある自分自身を含め、より多くの実務家の調査に資することができれば幸いです。ご了承いただけますと幸いです。
引き続きご指導ご鞭撻をどうぞよろしくおねがいします。
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(了)
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。
いつも大変お世話になっております。杉浦健二先生よりご高著である柿沼太一=杉浦健二『AIと法 実務大全』(日本加除出版、2025年)をご恵贈をいただきましたので謹んで紹介させてください。