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大勢の同僚、孤独感のある職場に関する最新研究 [2/3]丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年11−12月号

◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?― 業務過多は職場の孤独感を高める可能性がある。

「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。この論文は、私自身、時々、リモートワークで孤独を感じることがあるので(なお、リモートワークが要因であるかは本文で確かめて下さい)、とても興味深く勉強しました。

(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Constance Noonan Hadley, Sarah L. Wright (2025). We’re Still Lonely at Work, It’s time for organizations to take a new approach, Harvard Business Review, 102(6), 68–77.

法務部員がまた1つ知見を広げる「本日のメモ」

Constance Noonan Hadley と Sarah L. Wright による研究基づくと、孤独感を減らし、社会的つながりを強化するには、以下の3つの施策が有効である。

  1. 孤独感の測定:著者らが開発した「Work Loneliness Scale」を用い、匿名で孤独感を調査することで正確なデータを収集する。
  2. 業務の流れに「余裕」を設ける:Gallup のデータでは、業務過多が信頼やつながりの構築を妨げる要因として挙げられている。業務量を調整することで、従業員が交流に時間を割ける環境を作ることが必要である。
  3. つながりを重視した文化の育成:職場文化が信頼とサポートに基づいているかを確認し、否定的な要素(例: ゴシップや派閥)を排除することが求められる。参加者の中には、同僚のサポートや思いやりによって孤独感が大きく軽減された事例もある。

<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか?― 業務過多は職場の孤独感を高める可能性がある。
答え: 正しい
解説: 業務過多が従業員の社会的交流を妨げる一因である。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

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