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松井秀樹 弁護士(森・濱田松本法律事務所)「私の場合の三カンは、感謝、感動、感激。」丨リーガルリスクマネジメントの教科書 メモしておきたい言葉

1. 本日のピックアップ

松井秀樹 弁護士(森・濱田松本法律事務所)「仕事の三“感”王を常に目指すこと。野球の三冠王は首位打者、本塁打王、打点王の3つですが、私の場合の三カンは、感謝、感動、感激。依頼された役務を全うし「感謝」していただく、しかしそれだけでは普通の仕事ぶりです。納期を例に挙げれば、ぎりぎり間に合わせるのでは、お客様にとっては当たり前のことなので、たとえば納期が1週間後だったら、できれば翌日遅くとも3日後には提出する。もちろん、クオリティの面でも期待以上のものを出す。そうして初めてお客様の「感動」が得られる。いろいろな企業人が言っていますが、顧客の期待値を超える、これが最低限目指すべきところです。さらに上のレベルにあるのが感激。「感激」とは、感動で高ぶる気持ちが表に出るぐらい激しいもの。仕事に置き換えると、お客様が全く想定していなかったアイデアや結果を提供するレベル。」

法曹界の三“感”王が実践する“1センチの背伸び”という生存戦略

松井先生は、私が弁護修習中に大恩を受けた森・濱田松本法律事務所のパートナー弁護士です。司法修習生時代、松井先生は非常にご多忙な中、各クールに2−4名、時には1年で10数名もの司法修習生を受け入れていたことを皆様ご存知でしょうか。MHMでの司法修習が終わった後も、私のキャリアの節目節目で親身にアドバイスをくださった先生です。皆様は、事業部に対して、三冠王と胸を張って言えるような仕事・価値観を提供されていますか?

私はDeNAに入社した際、「渡部法律事務所」という見えない看板を背負った覚悟で、事業部の皆様から学び、期待を超える仕事を続けることを決意しました。Exceptionalな仕事を提供するには、凡庸な仕事をただ機械的にこなすだけでは足りません。松井先生がおっしゃる通り、難しくても、感動・感激というレベルまで、インハウス弁護士も仕事の質を高めるべきだと思います。ただ、言うは易し行うは難しですが、(自分自身)できていないことを謙虚に受け入れ、日々改善していくことが大切だと信じています。

皆様はどうお感じでしょうか。今日も、がんばって、私たち法務部門・組織内弁護士として、外部弁護士に負けない価値を共に提供してまいりましょう。

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(※順不同:肩書は2023年2月時点:個人の見解です)

https://www.kajo.co.jp/c/book/07/0701/40940000001

(了)

※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。

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