
◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?― キャリア進展への不満は、主に管理者のリソース不足や企業文化といった真の問題の所在に起因する場合がある。
Ethan Burris, Benjamin Thomas, Ketaki Sodhi, and Dawn Klinghoffer (2025). Turn Employee Feedback into Action, Know what to listen for—and how to respond, Harvard Business Review, 102(6), 55–60.
筆者らの最新の研究によれば、フィードバックが表面的な問題しか反映していない場合、企業はその背後にある「根本原因」を特定する必要がある。例えば、ある技術企業では「キャリアの進展への不満」が表面化したが、詳細な調査により「内部昇進を支援しない文化」が原因であると判明した。フォーカスグループや追加データの収集により、問題の真の所在を特定し、適切な解決策を講じることが可能になる。このような透明性の高いプロセスは、従業員の信頼を構築し、フィードバックへの参加を促進する。
<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか?― キャリア進展への不満は、主に管理者のリソース不足や企業文化といった真の問題の所在に起因する場合がある。
答え: 正しい
解説: 調査では、管理者が従業員の昇進を支援できない真の原因として企業文化(例:内部昇進を支援しない文化)やリソースの不足が挙げられている。
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「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。さて、本号で最も読みたかった論文がこちら!優秀な人材があなたの会社からポツリポツリと辞めて、転職していませんか?
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