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PEファンドが実践する価値創造プロセス丨一緒に学ぶ論文はこちら
Marla Capozzi, Sacha Ghai, Paul Gompers, Steven N. Kaplan, John Kelleher and Vladimir Mukharlyamov (2025). What Every Company Can Learn from Private Equity: Six practices that help leaders unlock value, Harvard Business Review, 103(5), 82-89.
PEファンドが実践する価値創造プロセス丨全体像丨わかりやすくまとめてみる
<わかりやすくまとめてみる>
今回は「PEファンド」の価値創造プロセスをどのような例え話がよいか⋯私自身、海外の同僚やリーダーの肉体管理の姿勢に刺激を受けて、どれほど多忙でも週3〜4回ジムに行っているので、トレーニングにたとえてみます。
本論文では、🏋️ だらしない体を最短で変える「超本気の肉体改造」の例えで考えるとわかりやすいです。PEファンドの経営手法は、なんとなくジムに通うのではなく、プロのトレーナーをつけて「2ヶ月で体脂肪を削ぎ落とし、動ける筋肉をつける」プロセスそのものです。
└🩺 鏡で直視する「ポテンシャル診断」
「自分はまだ健康的だ」という思い込み(現状維持)を捨てます。PE流とは、高性能な体組成計に乗るようなものです。「本当はもっと痩せられるし、筋肉もつく(フルポテンシャル)」という事実を、客観的な数値として突きつけ、そこへ到達するための最短のメニュー(計画)を作ります。
└ 💪 脂肪を筋肉に変える「人材の断捨離」
体重(社員数)が重ければいいわけではありません。動けない贅肉(低パフォーマンスな組織)を落とし、代わりに質の高い筋肉(優秀な人材)をつけることで、「密度」を高めます。総重量は減っても、基礎代謝とパワー(生産性)が劇的に上がる体を作ります。
└ 🥗 カロリーと時間を管理する「徹底した食事制限」
「食べた分だけ動けばいい(売上があればいい)」という甘えは許されません。栄養のないジャンクフード(利益の出ない悪い売上)は一切口にせず、本当に体に良いものだけを摂取します。また、ダラダラ過ごす時間を排除し、「1日24時間の使い道」まで厳密に管理することで、短期間で結果を出します。
全3回の論文の内容を、ここにいる法務部門の我々みんなで、順番に抑えていきましょう。
PEファンドが実践する価値創造プロセス丨個別丨本日のポイント
リー外部投資家の視点による「フルポテンシャル」の定期検診
本論文によれば、プライベート・エクイティ(PE)ファンドが所有する企業は、買収後の最初の2年間で平均8〜12%の生産性向上を達成しており、これは一般公開企業の2〜4%を大きく上回る数字である。
この圧倒的な成果の起点は、買収前に実施される厳格な「フルポテンシャル・デューデリジェンス」にある。本論文によれば、優れたPEファンドは、現状の延長線上で予測される「モメンタム・ケース」と、大胆な改革を行った場合の「フルポテンシャル・ケース」を明確に区分する。
本論文によれば、この手法はPE特有のものではないと分析する。
PEファンドが実践する価値創造プロセス丨30秒考えてみよう。
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(了)
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「勉強時間なんて、忙しすぎて確保できない」と悩む方は多いものです。私は30代前半に他責の姿勢を改め、早朝学習に活路を見いだしました。現在も毎朝4時台に起床し、机に向かっております。この場では、英語版Harvard Business Review(HBR)最新号に掲載された論文をゆっくり読み、講演や執筆で活用できそうなものを備忘録としてまとめています。事業部を支える法務部や組織内弁護士だからこそ、毎週火曜日と金曜日にご一緒に専門外の最新知見に触れてまいりましょう。なお、これは私的な備忘録であるため、内容に誤りが含まれる可能性がございます。原文をお手元でご確認の上、ご検討いただければ幸いです。
(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。