Michael Luca and Amy C. Edmondson (2024), Where Data-Driven Decision-Making Can Go Wrong, Five pitfalls to avoid, Harvard Business Review, 102(5), 80-89.
筆者らは、本論文で、新しいチームワークのルールについて述べている。次に、組織がチームの成果を向上させるためには、チームの行動をリアルタイムで測定(measure)・モニタリング(monitoring)し、データに基づいて改善(improvement)を行うことが求められると主張する。
第1回でも紹介したマッキンゼーでは、週次の感情モニタリング(sentiment)と2週間ごとのエンゲージメントチームサーベイ(ETS)を実施している。週次のアンケートは、社員の感情の変動を追跡し、必要に応じてサポートを提供するために用いられ、ETSはチームの作業プロセスと感情のフィードバックを集める。調査の結果、プロジェクトで対面時間が50%のチームは、効果的に協働していると感じる確率が10倍に上がり、対面作業の頻度が増えるとクライアントとの関係構築も強化されることが確認された。
このアプローチは、航空業界の事故削減など、他業界の成功例にも通じる実践である。
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「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。
チームワーク…価値観が多様化するメンバーの中で、難しい問題ですよね。そこで、本号で私が最も読みたかった記事がこちら。新しいチームワークのルールと実践とは?
(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。