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高ボラティリティ時代の戦略(2・完)丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年3−4月号

本業の忙しさで更新が停止しておりました。

「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。

(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Dunigan O’Keeffe, Karen Harris, and Austin Kimson (2024). How to Succeed in an Era of Volatility, Harvard Business Review, 102(2), 53-57.

メモ

適応力と回復力のバランス:著者らによると、ボラティリティーの高い時代に成功するためには、適応力(adaptability)と回復力(resilience)のバランスを取ることが不可欠である。

  • 適応力とは、「環境変化に対して競争相手よりも迅速にビジネスを変革する能力」(changing the business faster than competitors are changing)である。例えば、サティア・ナデラ(Satya Nadella)がマイクロソフトをクラウドサービスへとシフトさせたように、重要な信号(signals)を捉え、新しい戦略を実行することが求められる。
  • 回復力とは、「ショックに対する耐性を持ち」(superior resilience survive shocks better than their competitors do)、冗長な設備や代替供給チェーンに投資することで企業の持続性を確保する能力である。サウスウエスト航空の燃料コストヘッジングの例に見られるように、リーダーシップは長期的な視点でこれらの能力に投資し、企業の成長を支える必要がある。

個人の成長戦略にも取り入れられそうな視座です。読み込みが浅いという反省を踏まえつつも、論旨の抽象度が高く、再現性があるアクションに落とせるか少しためらいを感じております。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

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