Bojinov, Iavor (2023). Keep Your AI Projects on Track – Most go off course To make sure yours succeed consider these five steps, Harvard Business Review, 101(6), 53-59.
1. はじめに―AIの普及とその教育への影響
AIは、現在では企業の中核テーマへと変化しました。AI、特に生成AIに関する議論が盛んで、ハーバード・ビジネススクールではAIの基本を教える「Data Science for Managers」が1年生の必修科目になっています。
しかし、80%とも言われるAIプロジェクトの高い失敗率に対し、選定、開発、評価、採用、管理の5つのステップを慎重に踏むことで成功への道を切り開けるとBojinovは指摘しています。
2. AIプロジェクトの選定基準
AIプロジェクトの選定は、「内向き」と「外向き」のプロジェクトを別々に評価することから始めます。
「内向き」プロジェクトは従業員の業務支援を目的とします。
「外向き」プロジェクトはNetflixの推薦エンジンやGoogleの検索結果など、顧客に向けたサービス改善に貢献します。
戦略的整合性や測定可能な影響を含む選定プロセスは、技術の進化だけでなくビジネス価値をもたらすプロジェクトへの焦点を当てるために重要です。Procter & GambleやLinkedInなどの企業は、この戦略を採用しています。
今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。
[定期購読のおすすめ]
[関連記事]
***
ご相談・講演のご依頼などはこちらからご連絡を賜れますと幸いです。
(了)
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。
毎朝4時台に起床して、なんとか勉強時間を捻出しています。さて、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。
最新号の特集の1つです。今後、私達法律家・法務部門のメンバーがその仕事にAIツールを開発・導入していく上でも、5つのステップは参考になりそうです。第1回から第3回に分けて講演などで利用できそうな関心のあった要点のみをメモしています。
(*)英語力が乏しいためノロノロと順次、テクノロジーの力を借りつつ整理しておりますが、毎号素晴らしい学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、Blogをきっかけに、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。