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『コロンビア大学MBA人気講義:リーダーシップ・イン・フロー』メモ(2)丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年1−2月号

お読みいただき、ありがとうございます。「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を辞め、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。

(*)英語力が乏しいためノロノロと順次、テクノロジーの力を借りつつ整理しておりますが、毎号素晴らしい学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、Blogをきっかけに、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Hitendra Wadhwa (2024). Leading in the Flow of Work: How to tap into the right intentions, words, and actions when you need them, Harvard Business Review, 102(1), 42-49.

メモ

「リーダーシップ・イン・フロー」モデルによれば、古代の智慧(ancient wisdom)と現代科学(contemporary science)に基づき:

  • 目的(Purpose)
  • 知恵(Wisdom)
  • 成長(Growth)
  • 愛(Love)
  • 自己実現(Self-realization)

という5つのエネルギータイプ(types of energy)に焦点を当てる。

筆者は、これらのエネルギーにアクセスするための25の行動(25 actions)が特定されており、実践することで、リーダーは固定化した行動パターンから脱却し、状況に応じて柔軟に対応できるようになると説く。

筆者が挙げる例によれば、ゴルバチョフ(Gorbachev)がサッチャー(Thatcher)との会合で示した対応は、内なるコアを活性化させる典型的な例とのことであった。

  • ゴルバチョフは、サッチャーとの緊張した昼食会で内なるコアを活性化させ、肯定的な意図を持って目的を再確認(reaffirming and reexpressing his reasons for meeting)し、状況を建設的に捉え直した(creating the right frame)。
  • 彼はサッチャーの鋭い知性(acute mind)と高い個人的理念(high personal principles)を評価し、同じような人間(the same kind of person)であることを表明することで、関係を築き直し、会話のトーンを変えることができた(changing the tone of the meeting)。

従来の常識では、リーダーシップには広範な学習・訓練が必要と考えられてきました。しかし、今回特集された「リーダーシップ・イン・フロー」は、あらゆるレベルの人々が最高のパフォーマンスを発揮するために活用することができるといいます。リーダーシップ・イン・フロー・モデルは、「目的」「知恵」「成長」「愛」「自己実現」という5つのエネルギーを活用することで、既に自分が保有する内なるコア(最高の自分)を開花させることに焦点を当て、数秒でできる25のアクションを実行するだけで良いというが…果たして…。私にも盲点がありますので、一緒にときに懐疑的にときにバイアスなく、新しい考えに触れていきましょう。

25の行動については、 https://hbr.org/2024/01/leading-in-the-flow-of-work の無料購読クレジットでの閲覧、または、下記から定期購読をおすすめいたします。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

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