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『リフレーム!― タフな問題、解決へ』メモ(4)丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年1−2月号

お読みいただき、ありがとうございます。「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を辞め、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。

本論文は、最新号で1番深く勉強したかったテーマ。例えば、2024年、「日本組織内弁護士協会(JILA)の60期・70期の若手〜中堅にもっとお役に立てるには自分は何ができるか?」―このような複雑でタフな問題に取り組みたいと考えていたところ、何から手を付けていいか、考えあぐねていました。本記事を読みながら、1つ1つその手法を私自身が身につけられるよう勉強中です。皆様も何か1つ2024年に取り組みたい会社・組織内外のタフな問を掲げて一緒に読み進めて見ませんか?

(*)英語力が乏しいためノロノロと順次、テクノロジーの力を借りつつ整理しておりますが、毎号素晴らしい学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、Blogをきっかけに、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Julia Binder, Michael D. Watkins (2024). To Solve a Tough Problem, Reframe It, Harvard Business Review, 102(1), 80-89.

論文筆者らの提唱する「E5アプローチ」(頭文字のEを”5つ”とって「E5」と推察)に基づき管理人が制作
メモ

STEP 3 Empathize(問題解決に向けた共感の活用)

出典:Julia Binder, Michael D. Watkins (2024). To Solve a Tough Problem, Reframe It, Harvard Business Review, 102(1), 87. から敬意をもって引用
  • STEP3 問題解決の「共感」段階では、ステークホルダー(従業員、顧客、投資家など)の視点を深く理解することに時間を費やす。
  • 問題に関わる全ての関係者をリストアップし、影響度と関心度で優先順位をつけます。
  • 重要なステークホルダーについては、「共感マップ」を作成(上手)し、「言ったこと」「考えたこと」「感じたこと」「行ったこと」をヒアリング等の調査を通じて1つ1つ記録していく。

日本組織内弁護士協会(JILA)では、過去、司法試験の合格者を増やす会長声明が、会員からの反発を生み大きな議論となったことがあった。このプロセスは、上記のような「共感」分析が十分にできていたら回避ができていたかもしれない。司法試験合格者数の増加(これは各弁護士により大きく意見が異なる)のようなまさに「タフな問題」については、このように問題解決に向けて、慎重な検討を行うことが重要になるだろうと感じた。

論文筆者らの提唱する「E5アプローチ」(頭文字のEを”5つ”とって「E5」と推察)に基づき管理人が制作

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

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