◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?―Zappos(ザッポス:米国の独特かつ洗練されたお客様本位の企業文化で著名な靴のオンライン販売事業者)では従業員の役割を平均7.4つに分割し、柔軟性を重視している。
Ethan Bernstein, Michael Horn, and Bob Moesta (2025). Why Employees Quit, New research points to some surprising answers, Harvard Business Review, 102(6), 44–53.
最新の研究によれば、従来のジョブ・ディスクリプション(job descriptionとは、担当する業務についての職務内容を詳しく記載した外資系企業では必ず存在する文書のこと、JDとも言う。 日本語では「職務記述書」など。)が抽象的すぎる点が問題であり、従業員にとって有意義な業務体験を重視するジョブデザインを提案している。
具体例として、Zappos の「ホラクラシー」導入が挙げられる。同社では従業員の役割を平均7.4つに細分化し、個々の専門性を最大限に発揮させることで「進展」の機会を提供している。また、内部人材市場(タレントマーケットプレイス)を活用し、従業員が短期プロジェクトを通じて新たなスキルを習得する仕組みも有効である。 さらに、ジョブデザインの柔軟性を高めることで、企業と従業員双方にとっての進展を同時に達成できる。デジタルツールを活用し、個々の進展を支援する環境を効率的に構築する方法も論じられている。
<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか?―Zappos(ザッポス:米国の独特かつ洗練されたお客様本位の企業文化で著名な靴のオンライン販売事業者)では従業員の役割を平均7.4つに分割し、柔軟性を重視している。
答え: 正しい
解説: Zappos は役割を細分化し、従業員の専門性と柔軟性を両立させる仕組みを導入している。
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「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。さて、本号で最も読みたかった論文がこちら!優秀な人材があなたの会社からポツリポツリと辞めて、転職していませんか?
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