
大学院法学政治学研究科・法科大学院の20周年記念として行われた寄付に参加し、このたび銘板が完成したとの連絡を頂きました。母校ロースクールへの支援というかたちで「学恩」を少しでもお返しできたことを、大変うれしく思っています。20周年記念に関しては下記の記事をご高覧ください。
なお、疑義を避けるために、銘板のお写真は、個人で撮影掲載しているものではなく、事前に事務局から各自が銘板への掲載について同意の確認があり、かつ、こちらの公式サイトの「銘板が完成しました(2024年4月~12月末日までにご寄附をくださった方)」にあるPDFから抜粋したものです。
銘板に名前が掲載されるまでの流れ
東京大学法科大学院では、創立20周年を迎えたのを機に、教育環境の充実や新たな社会課題に対応できる法曹の育成を支援するため、幅広く寄附を募っています(こちら)。
私の場合は、在学中にお世話になった先生方や仲間との学びを振り返る中で「何か形にしたい」という思いが募り、今回の寄附という方法に至りました。形式面では、10万円以上の寄附をすると、銘板に名前を掲載していただけるという案内があります。実際に名前を見つけた時は、不思議と当時の校舎の風景や懐かしい記憶がよみがえり、心が温まる経験でした。
学恩返しという個人的な考え方
「学恩返し」という言葉は、学生時代に得た知識や経験、そしてそれにまつわる多くの方々からの助力への感謝を、何らかのかたちで表すという意味合いを持ちます。方法は人それぞれですが、母校をサポートすることで将来の学生や研究活動に貢献する、という選択はわかりやすい一例かもしれません。同時に、必ずしも寄附だけが学恩返しのすべてではありません。後輩のためにOB訪問を受け入れて就職や転職を支援したり、学生向けの情報提供や学内イベントへの協力など、さまざまなかたちが存在します。 私の同期には、東大ロースクールで、同窓会活動をリードすること、学生さんの指導を行うことで貢献されている方も沢山いらっしゃいます。
学生時代を振り返ると、多くの先生方や友人たちに助けられ、学びの土台を築いてもらったことに気づかされます。その恩を返していく手段として、寄附によって教育現場を支援するというのは、あくまで数ある方法の一つにすぎません。
もしご興味がある方は、東京大学法科大学院や母校の窓口へお問い合わせになってみてはいかがでしょうか。自分自身の経験が、これからの学生たちや研究活動の発展に役立つかもしれない―そんな小さな一歩から、「学恩返し」の物語は始まっていくのだと思います。
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ご相談・講演のご依頼などはこちらからご連絡を賜れますと幸いです。
(了)
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。
2024年から、最近取り組んでいることや個人的に考えていることなどをご紹介します。私の取り組みが何かお役に立てたり、ご関心があれば、いつでもお知らせください。今回は「学恩返し」に関する内容です。