近況報告丨登壇機会を与えていただいたら若手がやりたい5つの準備

2024年下半期から、最近取り組んでいることなどをご紹介します。私の取り組みが何かお役に立てたり、ご関心があれば、いつでもお知らせください。今回は、私が若い頃に疑問に思っていた「登壇の機会をいただける」ということについて自分なりのやっていることをありのまま紹介いたします。皆様のお役に立てば嬉しく、Happy to helpです。他の記事より緩めです。

プレゼンテーション講演の成功と次のチャンスを掴むために

近況報告:
国会や首相官邸の近く、ザ・キャピトルホテル 東急の華麗な会場で、トムソンロイター・グループが日本初開催した「Legal Summit 2024」において、「AI」についての英語パネルセッションに登壇する機会をいただきました。この貴重な機会に深く感謝しております。

若手の弁護士の皆様へ:
若い頃、講演に呼ばれる先生方がどのような準備をしているのか、何をすれば自分もそのような機会を得られるのか全くわかりませんでした。正直なところ、待っているだけでは講演の機会はやってきません。私の経験から、講演の準備と実践に心を込めることが成功への鍵です。以下のポイントを参考にしていただければと思います。

  • 徹底的な準備: スクリプトの下書きを何度も修正し、最低でも20回(重要な場面では50回)通し練習を行います。Zoomでセルフ録画を3回行い、スライドやスクリプトを修正します。英語の講演の場合、難しい単語をわかりやすい言葉に置き換えることが大切です(例:mechanism → safety measures)。これにより、聴衆の満足度が高まり、主催者からの信頼も得られます。
  • 自己評価: 小さな講演の機会でも、スライドが完成したら終わりではありません。ZoomやiPhoneでセルフ録画し、自分で見て聞いて「つまらない」と感じたら、手直しして繰り返し練習してください。

若手弁護士が今すぐできる5つの準備

  1. 聴衆を理解する: 聴衆の属性や期待を主催者から丁寧にヒアリングしていますか?聴衆の人数、タイプ、期待値を事前に把握することで、講演の質が向上し、満足度も高まります。
  2. 明確な目標設定: 聴衆が最初の5分で講演の目的地を理解できるようにしていますか?目的地がわからないプレゼンは苦痛です。
  3. インタラクティブ性: スライドの文字を読み上げるだけになっていませんか?聴衆への呼びかけやインタラクティブな要素を取り入れていますか?退屈になる頃に楽しい話題を盛り込んでいますか?
  4. 独自の視点: あなたにしか話せない内容がありますか?スクリプトを誰かが代読しても十分な内容になっていませんか?あなたの経験から少しでも貢献できる方法を考えてください。
  5. 明確なメッセージ: 講演後に聴衆がどのように変わることを期待していますか?伝えたいメッセージを25文字以内のフレーズにまとめられますか?

結論

小さなイベントから大きなイベントへと呼ばれるチャンスを掴むためには、準備と期待を上回る提供を継続することが重要です。今回のトムソンロイターのイベントも、過去のイベントで期待を超えるパフォーマンスを提供したからこそ実現しました。最高のアドバイスを提供するために、私には「準備」という武器しかありません。それを磨き続けていきたいと思っています。

上記は私の盲点やバイアスがあると思いますが、何か1つでもヒントになれば嬉しいです。今後も更に、与えて頂いた機会で「最高のアドバイス(法律に限らない)」ができるよう、努力したいと思います。ご指導どうぞよろしくお願いします。

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ご相談・講演のご依頼などはこちらからご連絡を賜れますと幸いです。


(了)

※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。

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