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『約束から始まるブランド戦略:顧客との信頼を築く新しいアプローチ』メモ(2)丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年1−2月号

お読みいただき、ありがとうございます。「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を辞め、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。

(*)英語力が乏しいためノロノロと順次、テクノロジーの力を借りつつ整理しておりますが、毎号素晴らしい学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、Blogをきっかけに、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Roger L. Martin, Jann Schwarz, Mimi Turner (2023). The Right Way to Build Your Brand, Harvard Business Review, 102(1), 128-133.

メモ

では、ブランドの顧客約束(CP)がどのように成功に貢献するのか?

近時の研究では、808件のブランドの顧客約束(CP)キャンペーンを分析したところ、顧客約束(CP)約束は3つの類型に分類できることがわかった。第1に感情的、第2に機能的、第3に購入過程の楽しさに分類できる。この3つの類型はどういうものか?

第1の「感情的な顧客約束(CP)」は、顧客が製品やサービスを使用することで得られる感情的利益にフォーカスしている。例えば、研究では、Mastercardの「Priceless」キャンペーンやCokeの「Have a Coke and a smile」が挙げられている。

第2の「機能的な顧客約束(CP)」は、製品の具体的な機能にフォーカスしている。例えば、研究では、Snickersの「you’re not you when you’re hungry」やFedExの「When it absolutely, positively has to be there overnight」が挙げられている。

第3の「購入過程の楽しさをの顧客約束(CP)」は、製品やサービスを購入するプロセス自体を楽しめること、すなわち、「購入体験を”単なる取引”から”魅力的で満足のいく体験”へと変えること」にフォーカスする。例えば、研究では、Uberが「最も賢い移動方法」として、注文及び支払のシンプルさという魅力的な体験をキャンペーンしたケース等が、挙げられている。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。

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