◯✕ 問題＜正解は末尾＞
次の文は正しいか？― 日弁連のウェブサイトによれば、2025年1月24日の検索の結果、「フジテレビ」または「フジ」で検索しても、フジテレビやそのHDカンパニーに所属していると思われる弁護士は0名である。
フジテレビの第三者委員会設置に関して、組織内弁護士として、2つの気になることがありましたので、メモです。
結論、いない模様（フジで検索して全件みるも0人でした―組織内弁護士は法律事務所名が表示されず、会社名が、建物などの欄に記載されます）。
一部同報道では3月末を目指して報告書作成が進むとのことで心配しております。先生、ご自愛ください。
最後に、竹内先生の下記著書は非常に勉強になりますので、組織内弁護士はぜひお手元にどうぞ。フジテレビの法務部や内部監査室がこの竹内先生のご高著を読んでいたのかはわかりませんが、事業部門の力が強く、相対的に法務部門の力が弱く・牽制機能が十分でない場合、現場には様々なもどかしい思いがあると想像しております。今回の第三者委員会においても、竹内先生が過去の深いご知見を発揮して、フジテレビの過去に累積する課題・問題が仮にあるのであれば、それらを闇から日の当たる場所に引き出して、組織文化を含めて良い方向へ変わっていく契機になるのか、今後の調査が待たれます。
なお、第三者委員会のスコープにもよるのですが、何がでてくるのか分からない状況が続く中で、フジテレビにCM出稿を行うことは、一般論として、AC差し替えのリスク（CMのお金が無駄金になる）を考えると、通常の注意力を有する事業部門であれば、既に発注済みのものを除いて、広告代理店に対して、フジテレビだけは「当面、外してくれ」「大手様を含む他社が復活させるまでは横を見て、対応を揃える」という方向になるのだろうと推察しております（個人の見解です）。
個人的に、様々な不祥事案件を見開きで見れる本書は本当に便利で、様々な「あ！これ危ないかも」に気がつくきっかけになります。ぜひお手にとってみてください🤝
＜本日の答え合わせ＞
次の文は正しいか？― 日弁連のウェブサイトによれば、2025年1月24日の検索の結果、「フジテレビ」または「フジ」で検索しても、フジテレビやそのHDカンパニーに所属していると思われる弁護士は0名である。
答え: 正しい
解説: フジタ様やその他「フジ」を含む会社様は出てきますが、本件のフジテレビさんのような組織内弁護士は0名であった。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
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（了）
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です（メールフォーム）。
危機管理・コンプライアンスと密接に関わる「組織内弁護士」や私達「法務部員」は、フジテレビの対応を見て、様々な所感をお持ちになると思います。