
◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?― PepsiCo(ペプシコ)はプロセスマイニングにより、注文拒否率を30%から4%に削減した。
Thomas H. Davenport, Thomas C. Redman (2025). How to Marry Process Management and AI, Make sure your people and your technology work well together, Harvard Business Review, 103(1), 38–44.
本論文によれば、PepsiCo(ペプシコ)の事例では、プロセスマイニングというAI技術が導入され、次のような改善が実現したと報告されている:
- 支払いプロセスの効率化: 年間数千時間の労働削減を達成。
- 注文拒否率の改善: 新しいSAPシステム導入時に30%だった拒否率を4%まで低下させた。
プロセスマイニングは、エンドツーエンドのプロセス(例: order-to-cash プロセス)の課題を明らかにし、特定の問題に焦点を当てて改善を実施するための基盤として活用されている。また、生成AIや顧客関係管理(CRM)システムを補完・活用して、顧客の声を分析し、プロセス改善に反映させることで、さらなる効率化が可能になる。
<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか?― PepsiCo(ペプシコ)はプロセスマイニングにより、注文拒否率を30%から4%に削減した。
答え: 正しい
解説: プロセスマイニング技術により、プロセスの精度が向上した。
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「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。この論文は、AIの導入が、エンドツーエンドのプロセス全体ではなく、個別のサブプロセスの改善に留まるという悩みを真正面から捉え、米国の事例等をふまえて、他社がどのようにプロセスマネジメントを改善していったのかを解説しており、有意義です。まとめに記載されていない事例も含めて、ぜひ原典をご高覧ください。
(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。