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最高のパーソナライゼーションの秘密 [2/3]丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年11−12月号

◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?― Personalization Index の上位企業は、年間成長率が平均6ポイント高い。

「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。この論文は、最近スマートフォンのサービスを利用していても「個人の嗜好」に合わせてくれる便利なサービスがある一方、気持ち悪さを感じる場面もでてきます。最新の研究から法務としても「パーソナライゼーション」の知見を抑えることが有益を考えます。

(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Mark Abraham, David C. Edelman (2025). Personalization Done Right, The five dimensions to consider—and how AI can help, Harvard Business Review, 102(6), 104–115.

法務部員がまた1つ知見を広げる「本日のメモ」

BCG の調査によると、Personalization Index 上位10%の企業は、年間成長率が平均6ポイント高く顧客がカテゴリー内で30%多く支出している。また、これらの企業の顧客は競合よりも3倍多く取引を行い、取引前後でも関与する傾向がある。この結果、上位企業は次のパーソナライゼーションに活用可能なデータを多く収集している。

例として、Voya Financial 社は顧客の財務データを統合し、信頼を構築することで顧客基盤を拡大し、収益を倍増させた。また、Personalization Index のスコアが10ポイント上昇すると、Net Promoter Score(NPS)が平均7ポイント向上することが調査で示されている。

<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか?― Personalization Index の上位企業は、年間成長率が平均6ポイント高い。
答え: 正しい
解説: BCG の調査結果によれば、Personalization Index 上位企業は競合に比べて高い成長率を達成している。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

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