
◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?― Pandora社は、AIを活用して広告制作時間を10日まで短縮し、顧客体験を向上させた。
Mark Abraham, David C. Edelman (2025). Personalization Done Right, The five dimensions to consider—and how AI can help, Harvard Business Review, 102(6), 104–115.
Mark Abraham と David C. Edelman による最新の研究結果に基づくと、成功するパーソナライゼーションには以下の「5つの要素」が必要である。
- Empower Me(私を力づける): 顧客のニーズを深く理解し、体験を向上させる。例: SonderMind社は、患者の精神的健康データを活用し、個別の治療プランを提供している。
- Know Me(私を理解する): データを用いて顧客の信頼を得る。例: Sweetgreen社はモバイルアプリを通じて顧客関係を構築し、2023年には売上の60%をデジタルチャネルから得ている。
- Reach Me(私に届く): AIを用いて適切なタイミングで顧客にアプローチする。例: Cisco社は製品使用データやマーケティングデータを統合し、営業チームが顧客に的確に接触できるようにしている。
- Show Me(私に見せる): 顧客に適したコンテンツを提供する。例: Pandora社はAIを使い、広告制作のサイクルを12~14カ月から10日に短縮し、コンバージョン率を改善した。
- Delight Me(私を喜ばせる): 継続的なテストと学習を通じて顧客体験を向上させる。例: DoorDash社は数百の実験を迅速に行い、アプリでの顧客体験を最適化している。
これらの要素をバランスよく実現することが、顧客満足度と収益向上の鍵である。
<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか?― Pandora社は、AIを活用して広告制作時間を10日まで短縮し、顧客体験を向上させた。
答え: 正しい
解説: Pandora社は、AIを利用して広告制作を迅速化し、成果を上げている。
今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。
[定期購読のおすすめ / I strongly recommend/encourage your subscription to the esteemed HBR. It’s truly meaningful.]

[関連記事]
***
ご相談・講演のご依頼などはこちらからご連絡を賜れますと幸いです。
(了)
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。
「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。この論文は、最近スマートフォンのサービスを利用していても「個人の嗜好」に合わせてくれる便利なサービスがある一方、気持ち悪さを感じる場面もでてきます。最新の研究から法務としても「パーソナライゼーション」の知見を抑えることが有益を考えます。
(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。