本日の「ハーバード・ビジネス・レビューを読もう」の目次
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AmazonやトヨタのCEOが実践する”ハンズオン”丨一緒に学ぶ論文はこちら
Scott Cook and Nitin Nohria (2025). The Surprising Success of Hands-On Leaders: Some of the best CEOs create systems and cultures that help everyone excel at getting work done, Harvard Business Review, 103(5), 72-81.
AmazonやトヨタのCEOが実践する”ハンズオン”丨全体像丨わかりやすくまとめてみる
<わかりやすくまとめてみる>
前回のように海江田艦長は登場しないのか?今回は登場しません⋯(「沈黙の艦隊」をご存知でない世代の皆様、前回は失礼しました)。さて、今回はなかなか良い例えが思いつかないのですが、厨房に入り、自らレシピと動線を磨き上げる「現場の料理長👨🍳 」の例がいいかもしれません(多分)。
「経営」や「戦略」といってオフィスに閉じこもるのではなく、真っ白なコックコートを着て毎日厨房に立ち、「どうすればもっと美味しく、早く提供できるか」に執着し続けるスタイルです。
└ 👅 売上ではなく、「スープの味」にとことんこだわる
お客様が本当に喜んでいるかを知るために、レジの合計金額(売上)を見るだけでは不十分です。あなたは自らスプーンを持ち、「今日のお客様にとって、このスープの温度や塩加減は完璧か?」と、提供される料理の品質(顧客価値)を徹底的に味見(測定)し続けます。
└ 🍳 「動きやすいキッチン」を自分で設計する
スタッフに「もっと早く動け!」と怒鳴ったりはしません。その代わり、「調味料をここに置けばワンアクション減る」、「フライパンの配置を変えればぶつからない」といった具合に、誰もがスムーズに動ける厨房のレイアウト(仕事の仕組み)を、あなた自身が設計・改善します。
└ 🔪 「包丁の研ぎ方」を自ら手本として見せる
料理が下手なスタッフをただ叱責したり、交代させたりはしません。「こうやって研ぐと切れ味が変わるんだ」と、あなた自身が道具の使い方(問題解決のツール)を実演して教えます。一度きりの改革ではなく、毎日こうした地道な指導を続けることで、厨房全体のレベルを底上げするのです。
全3回の論文の内容を、ここにいる法務部門の我々みんなで、順番に抑えていきましょう。
AmazonやトヨタのCEOが実践する”ハンズオン”丨個別丨本日のポイント
常識を覆す「How」への執着と顧客価値の厳密な測定
本論文によれば、一般的な経営理論において、CEOはビジョンや戦略(What)に集中し、日々の運営や実行方法(How)は部下に委譲すべきだとされている。
しかし、Amazon、Danaher、RELX、Toyotaといった世界的な高業績企業のリーダーたちの例を挙げて、著者らは定説に反して「仕事がどのように行われるか」に深く関与していると指摘する。CEOらの介入は、細部への干渉(マイクロマネジメント)ではなく、組織全体に行動規範を浸透させるための「型」の提示である。
特筆すべきは、CEOらが「顧客価値」の測定に対して異常なまでの執着を見せる点である
本論文によれば、彼らは、顧客視点の指標を徹底させることで、現場の意思決定の質を高め、ミッションを明確化しているのである。
AmazonやトヨタのCEOが実践する”ハンズオン”丨30秒考えてみよう。
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(了)
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「勉強時間なんて、忙しすぎて確保できない」と悩む方は多いものです。私は30代前半に他責の姿勢を改め、早朝学習に活路を見いだしました。現在も毎朝4時台に起床し、机に向かっております。この場では、英語版Harvard Business Review(HBR)最新号に掲載された論文をゆっくり読み、講演や執筆で活用できそうなものを備忘録としてまとめています。事業部を支える法務部や組織内弁護士だからこそ、毎週火曜日と金曜日にご一緒に専門外の最新知見に触れてまいりましょう。なお、これは私的な備忘録であるため、内容に誤りが含まれる可能性がございます。原文をお手元でご確認の上、ご検討いただければ幸いです。
(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。