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Airbnbのリーダーの言葉(1/3)丨リーガルリスクマネジメントの教科書丨メモしておきたい言葉だち

第1回: 制約を超えるリーダーシップ

世界的な公共政策のリーダーの言葉

「制約に囚われず、勝つために必要なことを考えなければならない。リソースや時間の制限ではなく、成功に向けた最善のプランを描くことが、真の変革をもたらす鍵です。」

この言葉は、私が尊敬する世界的な公共政策のリーダーが、ある重要な国際都市におけるレギュレーション変更に取り組んだ際の考え方を反映しています。

私自身を含め、多くのリーダーやチームは、予算やリソースといった制約の範囲内で最適なプランを立てようとします。このアプローチは一見合理的に思えますが、このリーダーが共有してくれた経験からは、こうした自己制約が大きな成果を阻害する可能性があることが明らかになっています。

例えば、従来のアプローチや平常思考では、小さくまとまる方向にシフトしがちです。

従来のあなた「今年の予算はこれくらいだ。去年はこれくらいやった。だから、次の計画やプランはこのくらいでおさまりがよさそうだ」

リーダーは、チームのメンバーに対して、各自が「Think Bigger」と自分自身にパーミッション(許可)を与えてよいと告げる

しかし、このリーダーは新しいアプローチを提案しました。

成功を目指すためには、まずは制約を取り払って考え、必要なリソースや戦略をゼロから検討することが重要だというのです。

すなわち、チームのメンバーに「Think Bigger」というパーミッション(許可)を自分自身に与えるように諭したのです。

新しいあなた「まずは一旦制約を取り払って、勝つために何が必要かと言うゴールを達成するためにゼロから考えよう。例えば、 お金や時間や人手に制約がないと仮定して、 勝利するためには何が必要だろうか? 制約については、リーダーシップと議論すればいい。まずはセルフパーミッションとして、大きく考えることを自分に許そう。」

このようにして、リーダーは制限を取り払った大胆な計画を提示し、より広い視点から最適な戦略を構築しました。最終的には、従来のアプローチでは実現できなかった成果を達成することができたのです。

リーガル部門のリーダーシップへの示唆

この考え方は、法務部門のリーダーシップにとっても極めて重要です。通常、法務チームはリソース不足や時間制約、既存の規制枠組みに縛られ、日々の業務に追われがちです。しかし、真に革新的な成果を達成するためには、制約を一時的に無視し、まずは「何が必要か?」をゼロベースで考えることが求められます。

例えば、コンプライアンスの強化や新しい法的システムの導入を考える際、「今あるリソースでどれだけできるか」を基準にするのではなく、「リアルな勝利・成功に向けて必要な計画は何か?」という視点を持つことが重要です。

制約については、後からリーダーシップと議論すればよいのです。投資するかを最終的に決めるのはあなたではありません。提案されないものは永遠に承認されません。

この考え方は、リーダーとしての責任を果たすために極めて有効です。チーム全体に「制約を超えて考える文化」を根付かせることで、組織全体が長期的な視野に立ち、より大胆かつ持続的な戦略を立てることが可能になります。

リーガル部門のリーダーとして、まずは自分自身に「制約を取り払う許可」を与えましょう。次に、チームメンバーにも同じように考える機会を提供し、大きな視野で物事を捉える文化を育てていきましょう。目の前のリソースや制限にとらわれず、成功への最善の道を見つけ出すことで、組織に真の変革をもたらすことができます。

「制約を超える」リーダーシップの実践が、法務部門の未来を創る鍵となるでしょう。

第2回は、このリーダーが社内に起こした中長期の大きな変革について、どのようなマインドセットで推進できたのかの鍵を自分なり考察し、シェアいたします。

(*)上記はいずれも個人の解釈・見解です。

2. 別室「お悩み相談箱」も受付中(投稿は以下から受け付けております)

※お寄せいただいた大切なご相談にはできるかぎり目を通しております。なお、法律相談は承っておりませんので、法律相談先のご相談は最寄りの法テラスまで、お願い致します。

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[リーガルリスクマネジメントの教科書とは?]

リーガルリスクマネジメントの教科書』(日本加除出版)は、2023年に出版された教科書です。リーガルリスクマネジメントという臨床法務技術を独学で学んでいただけるよう、心をこめて作成いたしました。きっと喜んでいただけると思います。

渡部友一郎『攻めの法務 成長を叶える リーガルリスクマネジメントの教科書』(日本加除出版、2023)

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(了)

※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。

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