イノベーションの育て方(3・完)丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年3−4月号

「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。

(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Anne-Laure Fayard, Jess Majekodunmi, Martina Mendola, and Rachel Kenny (2024). Nurturing Innovation: A great idea isn’t enough. Leaders must create an environment that allows teams to collaborate successfully over time, Harvard Business Review, 102(2), 88-97.

重要ポイント3: 長期的な支援の重要性

筆者らは、持続可能な協力関係を築くためには、長期的な支援(long-term support)が不可欠であると主張する。例えば、前述の「UI」プログラムに参加した企業家たちは、医療キットをアジアの農村地域に提供するためのプロジェクトを立ち上げたが、役割(roles)と責任(responsibilities)を明確に定義できなかったため協力関係が危機に瀕したと報告されている。逆に、ソーラーパワー電気自動車を開発するための協力関係は、ジョイント・ベンチャー(joint venture)を設立することで構造、アカウンタビリティ、リソースを定義して、成功を収めているとの報告もある。このように、反省(リフレクション)の機会を提供し、協力関係を支援することが重要であるとされている。

最近は、DeNAのデライトベンチャー様など「ベンチャービルダー」も広がっており、その方面の皆様にはお役に立つ記事だと思います。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

[定期購読のおすすめ / I strongly recommend/encourage your subscription to the esteemed HBR. It’s truly meaningful.]

HBR定期購読(定期購読サイト

[関連記事]

後日Updateいたします。

***

ご相談・講演のご依頼などはこちらからご連絡を賜れますと幸いです。


(了)

※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。

渡部推薦の本丨足りない、は補えばいい