
2026年1月25日更新(3度のSFO現地確認済)

サンフランシスコ空港「MPC」 目次
MPC(Mobile Passport Control)とは?
米国税関・国境警備局(CBP)が提供する無料アプリで、パスポート情報と税関申告をスマホで事前送信できる仕組みです。米国籍・カナダ籍(B1/B2)・ESTA渡航者の一部が対象で、登録は最短3分。空港では専用レーンが使えるので、長時間の行列を大幅に短縮できます。
1人出張時には、入国審査の1時間半の列も何とかやり過ごすことができますが、もし小さなお子様などご家族と移動されている際には非常に大きな苦痛になると思います。MPCを利用してサンフランシスコ国際空港(SFO)を攻略しましょう。
重要なこととして、MPCは、ESTA利用の初回入国(一度、長い列を体験した上で、2回目に喜びを噛み締められると覚えておくと、間違いなさそうです)では利用できませんのでご注意ください。
複数名の場合、例えば、お父さんがESTA同一期限内「2回目以上」でも、ご家族に1人でも1回目(例:お子様は初のESTA利用の入国)がいるとご家族「全員」「帯同」でのMPC利用はできませんのでご注意ください。ここはネット上の体験談では諸説ありますが、少なくとも、非MPCの長蛇の列の「一番後方」に並び直すよう指示されたという話が一般的であり、正規のルールは「2回目以上」なので利用不可が正しい運用と思われます。
サンフランシスコ空港「MPC」ターミナルは?─ANAは「G」
はじめに戸惑うのが到着するターミナル。ANAの場合、「Gターミナル」という指示がなされています。「G」と入力しましょう。
サンフランシスコ空港で「MPCはどのレーン?」─結論は「左端」

MPC―看板の表記を読み違えない
サンフランシスコ国際空港の国際線到着ホール(Gゲート)に降ろされ、人の流れについていくと、自然に4つの「黒地の看板」が並びます。出口は1つしかないため、Gで降りた100人中100人が”全員”こちらに行き着くのでご安心ください。左端に「Global Entry / Enrollment on Arrival / Mobile Passport Control」とスクロール表示されるレーンこそ、MPC利用者が入るレーンです。
サンフランシスコ国際空港では、右側の「Visitors — Non-U.S. Passport, All Visas」は通常列(最長1-2時間の長蛇列)なので要注意です。
ポイント:看板が英語ですが、レーンの選択を迷ったら「Mobile」の文字を探すと間違いありません。見落とすことはありませんし、立ち止まって確認してレーン・列に並べるのでご安心ください。
MPCアプリでセルフィーを撮影するタイミングは?出発前にやってしまっていいの?(結論:残り時間「4時間」に留意。機内WiFiで到着前に済ますのも作戦)
着陸したら、自席で「MPCアプリ」を開き、セルフィーの写真撮影を完了する。メガネなどのアクセサリーを取り外すため、機外だとひと手間かかるからです(他人が写り込まない環境を確保するのも一苦労)。
注)入国審査の4時間以上「前」に写真撮影を始めてしまうと、残り時間がフライト中に切れてしまうため、到着してからやりましょう。ただし、提出には通信(電波)が必要です。現地のモバイル通信(eSIM未購入、グローバルローミングOFF)がないあなた⋯残り時間は4時間ですので、機内WiFiがあるうちに(例:到着1時間半前など)にリスク覚悟で済ませてしまうのも「あり」です。

サンフランシスコ国際空港でのMPCの動線・具体的ステップ

- 飛行機を降りたら International Terminal G 側の入国審査場へ(1つしかありません)。
- 左端のレーンへ直行(上記①参照)。右端のレーンに吸い込まれないこと。
- 左端のレーンの先に列ができていても、おそらく「Global Entry」の列(1番左端)です。MPCのレーンは1番左端から2つ目です(上図②参照)。ですので、列を抜かして、MPCの目印があるレーンの入口に歩いていきましょう。こちらに列ができていることは極めて「稀」です。
- レーンに並ぶ前にアプリを開く⋯必要はまったくなく、パスポートを手渡したら終わりました。画面を見せようとしたら「いらない、いらない」と言われました(25年10月下旬、26年1月に再度確認済み)。
MPC新情報(2026年)
私「あれ、いつもは0秒なのに、MPC(左)に列ができている???」

2026年1月は、成田→サンフランシスコ便(いつもは羽田→サンフランシスコ便)であったためか、土曜日であったためか、左のMPCに珍しく行列ができていました。
おかしいぞ、と思った私は、そのまま列の右側を抜けて、MPCの列へ⋯やはり誰もならんでいませんでした。
左の列には「グローバルエントリー」の列があり、並んでいる場合、そちらの列の可能性があります。日本人は律儀に並んでしまう習性がありますが、左の更に先に、「グローバルエントリー」列の入口、私たちの目指す「MPC」列の入口があります。
結論、列ができていても、列を抜かして、そちらにスタスタと歩いていきましょう。「MPC」の看板が立っているのでご安心ください(なお、当該エリアは写真撮影不可のため、写真はありません。)
MPCの感想
拍子抜けする位あっという間に入国審査が終わるので、Airbnbで10年間、アメリカへの出張を重ねておりますが、本当に感動しました。
ファーストクラスやビジネスクラス、プレミアムエコノミーで出張の疲れを最小限に抑えたいと言うアメリカ出張者の方はたくさんいらっしゃると思います。その一方で、空港の1.5時間荷物を抱えて長蛇の列・レーンに並ぶ中で疲弊されている方もたくさんいらっしゃったかと思います。
MPCにより入国審査が苦痛から(苦しみから解放されると言う意味で)楽しかったため、特別に記事を作成して共有させていただきました。
皆様のご出張が実りあるものになることを願っております。もちろん出張以外の観光の場合でもESTAの同一期限内で2回目の入国であれば利用ができますので、ぜひお試しください。
MPCに関する関連情報
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過去の論説一覧はこちら
関連する論説などを掲載したリサーチマップ(外部サイト)はこちら
(了)
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。




「国際線到着の長蛇の列=1〜2時間待ち」が常識―そんな固定観念をMPC(Mobile Passport Control)が一瞬で覆しました。25年6月及び10月並びに26年1月、筆者はサンフランシスコ国際空港(SFO)の到着ロビーで、MPCレーンに並んだ瞬間からパスポート提示まで合計“0秒”を実体験。ところが検索しても「SFOでどのレーン・列に並ぶのか」まで書かれた日本語情報はすぐに見つかりませんでした。本記事では“到着ターミナル(Gなの?)”・ “レーンの位置(左?右?)”・“アプリの正しい使い方” を中心に、失敗しないための全手順を写真付きで解説します。最長1.5時間待ちを選ぶか、0秒を選ぶか―答えは明白です。米国出張に役立つ情報として、サンフランシスコ国際空港でのMPCのレーンとMPCアプリをまとめます。