基本情報
Kin Khao/55 Cyril Magnin St., San Francisco, 94102, USA/Thai, Californian
お店の情報
現地の食材 x タイ料理
今回はサンフランシスコで長年一つ星を守り続けるタイ料理店「Kin Khao」をご紹介します。ユニオンスクエアのホテル〈Parc 55〉内にあり、シェフのピム・テチャムアンヴィヴィット氏が北カリフォルニアの現地の旬食材を巧みに取り入れた層深いスパイス使いで高評価を獲得。
2014年の開業からわずか18か月でミシュラン一つ星を獲得し、以後星を維持し続けています。2025年時点で、住所は55 Cyril Magnin St.(メイソン通りとエリス通りの角)、ランチは毎日11時30分〜14時、ディナーは日曜〜木曜17時30分〜21時、金・土曜は22時まで。
ミシュランは次のように評しています。
“Tucked into an alcove of the Parc 55 hotel, the space is no great shakes in the décor department, but when it comes to layered, vibrantly flavorful Thai cooking with a produce-driven northern California flair, Chef Pim Techamuanvivit is in a league of her own.” 引用元:guide.michelin.com
日本語訳:〈Parc 55ホテルの一角にひっそり佇む店内は装飾こそ控えめだが、北カリフォルニア産の食材を活かしながら幾重にも重なる香りと力強い味わいを生み出すタイ料理は、ピム・テチャムアンヴィヴィットシェフならではの独壇場である〉。
クライアントの接待・会食向きではない/親しい法律家・同僚向き
少人数から6名超のグループまで受け入れやすく、個室はないもののゆったりしたテーブル配置と迅速なオンライン予約システムで、限られた滞在時間でもスムーズに利用できます。食事もカリフォルニアの地元の食材が非常に美味しく素材で勝負をしている(そこにタイ料理のスパイスや旨味などの奥深い調和がありました)点をミシュランも評価したのではないかと考えています。
他方、接待ができるかお店の雰囲気や内装を弁護士の視点で確認をしてきましたが、日本のミシュランのレストランとは異なり、相対的に「かなりカジュアル」な雰囲気であり、ミシュランのお写真よりも2倍位カジュアルと考えておくとちょうどよいかもしれません。接待に適するかというとクライアント雰囲気次第ではないかと思います。
他方、仲が既に良い法律事務所・米国企業にお勤めの方には、現地の同僚・リーガル部門の方との1on1のランチや何人かでのご飯にはぴったりかもしれません。
タイ料理の注意点
他方、食事がかなりスパイシーな料理が多いため、あらかじめ参加者に対して、スパイシーな料理であることを伝えつつ、スパイシーな料理が好きであるかを確認しておいた方が無難であると思いました。この意味では、スパイシーな料理があまり得意でない方をお連れすると、厳しいエクスペリエンスになるかもしれません。隣のアジア系の方が辛いのが苦手なので、辛さを緩和できますかと相談していましたが、基本的にはできないとの事でした。
接待・会食検討用の参考お写真



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(了)
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〈出張×リーガル・インテリジェンス〉は、組織内弁護士・インハウス弁護士が海外出張で現地の法律家・クライアント・関係者と円滑な関係を築き、案件を前進させるための現地での発見(ホテル・会合に適したミシュランレストラン情報含む)を提供する組織内弁護士・法務部門の方向けの体験談・専門ガイドです。限られた滞在時間で失敗のない場所を選定できるよう記録を残します。
ご存知でしたか?2025年6月現在、日本料理からフランス料理イタリア料理を始め、世界中の名店が集まる東京・関東地方ですが、ミシュランの星を獲得しているタイ料理のレストランはまだ0件です。サンフランシスコのミシュランガイドを見ていた時に、タイレストランに星がついてるのを見てぜひ、法務部門・弁護士の方でサンフランシスコご出張時に話題になるかもしれないと思い、皆様に代わり、一人で偵察に行ってきました。メモは以下のとおりです。