*このコーナー(投稿)は、将来、論文・プレゼンテーション・会議・報告書・国内外の上司・同僚との会話に利用できそうな有意義な定義・データ・リンクを短くまとめたものです*
人材紹介会社のマイケルペイジが、2019年のシンガポールを念頭に置いた組織内弁護士の給与平均やトレンドを分析したレポートを発表しており、10連休、お時間があればぜひご覧いただきたいので共有です。
Michael Page has just launched the 2019 Salary Benchmark for the Legal discipline.
The key trends for the year:
Increase in demand for talent with regional exposure as Singapore remains to be a top choice for a regional headquarters for global companies
Proficiency in Mandarin is highly sought after as China remains a key and growing market for the region
レポートを案内したメールによれば、トレンドとしては、①シンガポールをアジア太平洋地域の本社(HQ)にする傾向がますます高まっておりしたがって国際的な企業の集積に拍車がかかり、法務人材のニーズも高いことが示唆されている。また、②中国語の流暢さが、中国の市場としての重要性や成長に鑑みさらにトレンドになっているようです。
組織内弁護士の給与テーブルは日本と比べてやはり高い=日本企業は低い対価
1SGD(シンガポールドル)は約80円なので、給与テーブルを日本円に換算できます。下記の通り外資系法律事務所であれば弁護士3年〜5年目の平均は1500万円/年、高いところで2000万円程度。日本と大きな乖離があるかというと、米系・英国系でも異なりますが、シンガポールの方がやや高いという印象です。
組織内弁護士の場合
「う、お高い…」
業種ごとにわけられていますが、一応、金融を外したCommerceで見た場合、3−5年目の平均年俸が890万円ですので、日本よりも格段に高いと思われます。10年目をこえると平均でも年収1850万円、最高で2300万円…日本ですと会社によっては「役員」になっても法務人材にこの年俸が支払われることがない会社の方が多いように感覚的には思われます。
法律事務所の場合
リンク:”Michael Page Legal 2019 Salary Benchmark”をご覧ください。
(了)
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。