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なぜ優秀な人材は辞めていくのか?[1/3]丨ハーバード・ビジネスレビュー最新号24年11−12月号

◯✕ 問題<正解は末尾>
次の文は正しいか?―従業員の離職理由の大半は有害な職場文化が原因である。

「勉強時間なんて、忙しすぎて作りようがない」―大人になった私達に広く共通する悩みです。30代前半、私は、言い訳(他責含む)を止めて、答を早朝勉強に求めました。今でも、毎朝4時台に起床し、机に向かいます。ここでは、ハーバード・ビジネス・レビュー最新号(英語)に掲載された論文をノロノロ読み、後日、講演・執筆で利用できそうな気になる論文を備忘的にまとめています。さて、本号で最も読みたかった論文がこちら!優秀な人材があなたの会社からポツリポツリと辞めて、転職していませんか?

(*)英語力が乏しいためノロノロとテクノロジーの力を借りて整理しています。学びがある雑誌で、私もファンの1人です。よろしければ、HBR定期購読(定期購読サイト)をご検討ください。

Ethan Bernstein, Michael Horn, and Bob Moesta (2025). Why Employees Quit, New research points to some surprising answers, Harvard Business Review, 102(6), 44–53.

法務部員がまた1つ知見を広げる「本日のメモ」

Ethan Bernstein、Michael Horn、Bob Moesta による15年以上の調査(1,000人以上の転職者を対象)では、従業員の離職理由が「キャリアや人生での進展が得られないこと」にあると明らかにされている。筆者らは、「進展」とは、以下の4つの「進展の探求(Quests for Progress)」に分類されると整理している。

  1. 現状からの脱却: 有害な職場文化や適合しない役割から逃れる。
  2. コントロールの回復: 柔軟性や予測可能性を求める。
  3. 整合性の再構築: 自身のスキルや経験が職場で正当に評価されていないと感じる場合。
  4. 次のステップの追求: 成長や責任の拡大を目指し、ポジティブな理由で転職を考える。

また、研究によれば、従業員の離職コストは非常に高く、一般職の離職コストは給与の6〜9カ月分に相当し、技術職や経営職ではそのコストが2倍に達することもあるという。

<本日の答え合わせ>
◯✕ 問題
次の文は正しいか: 従業員の離職理由の大半は有害な職場文化が原因である。
答え: 誤り
解説: 離職の主因は「進展が得られないこと」である。

今日はここまで。引き続きどうぞよろしくお願いします。1歩1歩。

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(了)

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