旧サイトの統合のお知らせ
この度、inhouseQA.com(Yahoo!ジオシティーズ)で長年愛されておりました若手法曹の就職/転職一問一答をこちらに統合する運びとなりました。引き続きどうぞよろしくおねがいします。
DL Market閉鎖に伴い、若手法曹の就職・転職一問一答を無料で公開いたします。
皆様のオファー獲得の42.195kmの道のりを残り10kmに短縮したい
本サイトにアクセスいただき、ありがとうございます。
近時、私たち若手の法曹を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。 しかし、司法試験も二回試験も、そして就職と転職も「秘訣」というのは大げさですが、「鍵」というものが存在すると考えています。
卑近な例ですが、あなたに可愛い「甥っ子」がいるとします。この春、無事、法学部1年生になりました。この甥っ子が、司法試験合格者であるあなたにLINEを送ってきました。甥っ子『僕もあこがれの法学部、絶対に法曹になりたい!司法試験合格目指す!まずは予備試験に向けて民法を全部暗唱できるようにするね!!』
あなたは、芦部憲法や六法を無駄に蛍光ペンで染め上げた、無我夢中で赤線を引いたあのころを思い出します。そしてこう返信するはずです。あなた『ちょっとまってね。大切なこととして、合格するには、もっと効率的で正しい方法論があるから、それを押さえてから勉強をはじめたら?』
ところが、多くの方が、自身の「就職」「転職」になると、民法の全条文を暗記する!といったこの甥っ子になってしまうのです。ヤフー株式会社COO室室長・安宅和人氏がその著書『イシューからはじめよ』で述べている「犬の道」ではありませんが、 就職も転職も、むやみやたらに全力疾走をはじめれば、「春」に勉強を強引にスタートし「秋」には早くも合格の道筋が見えない学部生になりかねません。
本サイト及びガイドブック「若手法曹のインハウス就職/転職一問一答」が、法務部門へ進出される若手法曹の皆様の『オファー獲得の地図』になれば幸いです。これから「就職」「転職」のオファー獲得に向けて動き始める方のスタート地点が、「ゼロ」からのスタートではなく、ゴール間近からになって欲しい。そのためのお手伝いをしたいというのが私の偽らざる心境です。皆様の42.195kmの道のりを10kmに短縮したい、そう思い、心を込めて執筆しました。是非、お役立ていただけますと幸いです。
なぜ、ガイドブック「若手法曹の就職/転職一問一答」を作成したのか
若手法曹の「就職・転職」について、あらゆる情報が不足しています。管理人が「大手外資系法律事務所」から転職した際(2012年1月前)、転職の失敗談・ノウハウ・コツを「若手法曹」の視点でまとめたサイトや文献は発見できませんでした。
その後も、状況は変わっていません。2012年から2014年の2年間、大手事務所の同期後輩、さらに司法修習生・ロースクール生の方から、「若手法曹の就職/転職」に関して度々質問や相談を受けました。2015年も状況は殆ど変っていません。頂く質問はいつも同じです。
(漠然とした相談を含めると)相談数は、1か月に多い時で8-10件。「インハウス」というキャリアに潜在的に興味をもっている若手法曹の数はぐっと増えています。
上記の状況から、相談者に対して都度シェアをし(ブラッシュアップしてきた)若手法曹のためのインハウスの「就職/転職」に関する情報を1冊のガイドブックにまとめることを決めました。2014年以降も続々と誕生する『インハウスとなる若手法曹』の方、一人一人のお役にたてる1冊と考えています。2016年以降もおそらく引き続き、どなたかのお役にたつと信じています。
ガイドブックを読了することにより得られれるアドバンテージ
ガイドブックでは、就職・転職の時系列に沿って、情報を整理し、ノウハウを有益な情報を惜しげもなく公開しています。
ガイドブックの中でも、(i)『有能かつ献身的なヘッドハンターと出会う』手法は、気が付かないまま就活を終わらせてしまう方も大多数です。これを最初に知れば、7割は勝ったも同然です。特に読了をお勧めしたいパートです。
他にも、(ii) 弁護士が往々にしてありがちで『高確率で不合格を獲得できるNG集』は必見です。特に、(i) 他の「法律事務所」への転職と同時に「インハウス」にも興味がある方、 (ii) 「大規模事務所」と呼ばれ意識しないうちにプライド/自己評価が非常に高い方は、 ガイドブックでも述べている『バッチ売りの弁護士』の罠にはまりやすいです。本当に転職を成功させたいのであれば、耳を傾けていただければ必ずお役にたつと思います。
修習生/ロースクール生も他人事ではありません。過大な自己評価をして「俺は法曹になるんだぞ」といったやや傲慢な気持ちはありませんか?ガイドブックを利用して、最初の就職か転職活動かを問わず、多くのアドバンテージを「若手法曹の就職/転職一問一答」で獲得いただければ幸いです。 書類や面接の留意点も事細かくフォロー。さらに、購入いただいた方には個別のアドバイスにも乗らせていただく特典付(予定)。『オファー獲得の地図』を手に入れていない同期ライバルと差をつけるチャンスです。
これまでにいただいたレビュー ★★★★★
(若手弁護士/女性/司法修習生→インハウス)
・ご高著を拝読しました。大変勉強になりました。このような機会をいただきありがとうございます。
・就活が司法試験勉強の仕方に類似するというご主張には深く同意です。
・P53 鉄則2の「製品に触れる」で思いだしたエピソードがあります。ある会社で法務担当をされている弁護士の方の経験談なのですが、その方はスーパーに並ぶ牛乳パックのうち、どれが自社製品であるかをリサーチしてしばらく愛飲してから面接に臨んだそうです。なかなかマニアックだなと思いましたが、やはり面接官の覚えはめでたかったようです。
(若手弁護士/男性/法律事務所→インハウス)
・読み終わりました!網羅的ながらここまで具体的な提案をしている本は、どこにもなかったのではないでしょうか!素晴らしいです!
(若手弁護士/男性/現在転職活動中)
・履歴書等の記載は、自分という商品の質と先方への貢献度の理由付けという視点はごもっともだと思います。旧試民訴の一行問題の答案は、各記載は制度趣旨にリンクさせるのと一緒ですね。
・P36以下では、「献身的かつ有能なエージェントと出会うこと」が最重要事項であることとその理由が述べられ、 そのための具体的なノウハウが紹介されています。大手の担当者に当たり外れがあった旨の転職経験談は、web上でしばしば見られます。これに対し、本書は、先生が実践した、多数の有能なエージェントと効率的に繋がるノウハウを紹介しています。この点は、他では得難い貴重な情報ではないでしょうか。
・貴重な情報をどうもありがとうございました。
(司法修習生/男性)
・原稿について、大変興味深く読ませて頂きました。
・インハウス志望者が欲しい情報がぎっしりつまっているものと思います。
(若手弁護士/男性/法律事務所→インハウス)
・拝見いたしました。とてもうまくまとまっていますね!エージェント選定と使い方の点はもう何度も頷きながら拝見いたしました。
・当然のことなんですけど、担当業務の確認は本当に重要ですよね。あと自分の場合、総年収ベースだと年収減ることになったので、福利厚生系は結構聴きました。
・法律関連書籍を会社が購入する制度があるかは、次回Updateの際に確認項目として追加されるとさらに良いかと思います。
(関西にある上位の法科大学院現役生)
・今から参考となる箇所はたくさんありました。特に「応募者はあなた一人でない、横に5名同じスペックの弁護士がいるとおもって自分を差異化すること」や「単なる有資格者は掃いて 捨てるほどいて、当然、これから応募する企業様にも過去30人は応募している」との箇所は印象的でした。
・どうしても肩書きに拘泥してしまう自分がいましたので、肝に銘じたいです。
・本当にありがとうございました。
記事にとりあげていただきました(感謝!) ★★★★★
「インハウス 弁護士」でGoogle検索するとTOP10以内に出てくる有名ブログ
「インハウスローヤーの挑戦ブログ」様(別窓で開きます)でご紹介をいただきました!
『同世代のインハウス弁護士により開発・運営され、自ら及び世代的経験値を、惜しみなく提供してくれております。 早速書籍購読しましたが、実際の就職経験談や、ヘッドハンターのメリット・デメリット、ひまわりナビの活用方法など、具体的に実践できる、現時点で最も実践的な指南書といえます。』
記事にとりあげていただきました(2)(感謝!) ★★★★★
企業の法務マンとして最も著名なブログ
「企業法務マンサバイバル」様(別窓で開きます)でご紹介をいただきました。感動。
(著者のはっしー先生に献本したところ、温かい掲載の打診をいただきました!! 恐縮・感謝の極みです。)
『この本は、人材エージェント・ヘッドハンター(特に大手の)がいかに弁護士(業)を理解しないままマッチングしようとしているかを、具体的な事例で証明した上で、ユーザーとしてそのような人材エージェントらとどう付き合って希望の職を勝ち取るべきか、というアプローチで書かれています。そのソリューションとしておすすめされている手法は、さすが弁護士の方が書いただけあって訴訟の準備書面のごとく極めてロジカルで、主張を裏付ける証拠としての事実も必ず添えられています。さらに、ここでは種明かしは避けますが、「インハウス目指して転職活動するなら絶対に利用すべきサービス」までもが、具体的名称とともに記載されています。それらはすべて、かつて人材サービス会社におり、また今はインハウスを採用する側の立場である私から見ても、「まったくもってその通りです。恐れ入りました。」と言わざるをえない的確なものばかりです。 ちなみに、法曹ではない私も、直近の転職はここでおすすめされているあるサービスと手法で決まっていますので、無資格の企業法務パーソンにも十分応用可能なノウハウ集であると言えます。』
発行から年月が経過しておりますが、10年以上ずっとかわらず「happy to help」お役に立つのが好きな人間です。本書が皆様のお役に立てば嬉しいです。
***
ご相談・講演のご依頼などはこちらからご連絡を賜れますと幸いです。
(了)
※記事に関しては個人の見解であり、所属する組織・団体の見解でありません。なお、誤植、ご意見やご質問などがございましたらお知らせいただければ幸甚です(メールフォーム)。